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【メイドイン山形米沢】 山形県産無垢材ブロック「もくロック」BU-BU (14ピース) 【ニューテックシンセイ】

3,740円(税340円)

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Story




木のブロック もくロック のストーリー 
     『森をこの手で』




 もくロックを生んだのは、
 玩具メーカーではない。

 ニューテックシンセイという山形県米沢市にある会社である。
 もう一度言う。
 ニューテックシンセイは玩具メーカーではない。
 一言で言うと、
 「精密機器製造・組立受託メーカー」である。
 電子基板の組立にはじまり、精密機器の設計、製造を手がけるに至る。
 パソコンの組立、半導体や計測器の製造、などなど。
 「もくロック」はもちろん木製のブロックであるが、
 まるで縁遠い、微細で金属質なイメージを持たれるであろう精密機器製造メーカーが、
 この木のぬくもりに満ち満ちた「もくロック」を作っている。

 「縁遠い」と書いたが、実はそうでもなかったりする。
 金型から作られるプラスチックブロックとは違い、
 「もくロック」は木を削って作られる。
 最終的には同じ姿を得るだけで、作り方がまったく違うのだ。

 つまり、その削り出す、という精密加工技術をニューテックシンセイは持っているのである。
 精密機器の製造のために培われた金属や樹脂を精密に加工する技術とノウハウは、
 もくロックに生きているのだ。
 「木」というあまりにもアナログでファジーな素材を、
 均一に加工する。
 「もくロック」はニューテックシンセイだからこそ生み出せる、
 唯一無二の玩具なのだ。
 ブロックである以上、カチっとブロック同士が結合しないといけない。
 だが、均質ではない木材を、
 ーーなんと、6種類の木を使っているのだ!
種類ごとに硬さをはじめとした特性が違うというのに!ーー
 同じ品質で仕上げていく。
 木材加工では規格外と言っていい1/100ミリ単位で加工できる技術を駆使しているのだ。



 「もくロック」のパッケージに詰められたブロックの木の種類はランダムである。
 森に生きる樹木がブロックの形に姿を変えて、まるで森と同じように多種多様な樹木が入っている。
 それがちゃんとブロックとして組み上げられるのだ。

 樹種の違うピースで何か一つの造形を子供が組み上げたとしよう。
 その時、大人であるあなたは、「よくできたね!」という言葉に加えて、
 「あなたは森を造ったんだよ」という言葉をかけてもらいたい。



 「もくロック」はニューテックシンセイのある思いから始まった。
 最初にお伝えした通り、山形県米沢市にニューテックシンセイは所在する。
 米沢市が位置する置賜(おきたま)地方は緑豊かな山形県南部の内陸部にある。
 米沢の会社だからこそできること、
 米沢で育った会社だからこそできる恩返し、
 それは何かと考えると、
 米沢の緑、に行き着いた。

 米沢は360度山に囲まれている。
 その山々はさまざまな木々に覆われている。
 もくクロックは主にそれらの木々から得られた、チップ材・未利用材といった、
 建築資材では使われない素材を利用している。
 それらの木材を長期乾燥するなどして、
 高い品質で「もくロック」を世に送り出すための準備を経て、
 前述の加工技術を駆使し、子供たちの手に届くのだ。



 米沢だからこそ、
 精密機械メーカーだからこそ、
 ニューテックシンセイだからこそ、
 「もくロック」は生まれたのである。

 木のぬくもりを真に知る、緑に富んだ米沢の人の心が、
 高品質を提供し続けたニューテックシンセイの社員一人一人の誇りが、
 多くの木に覆われた米沢の森に満ちた自然の息吹が、
 「もくロック」に宿り、
 「ぬくもり」として子供の肌に伝わるのである。



 「もくロック」のブロック一つ一つは「木」である。
 だから、
 「もくロック」で組み上げた造形は「森」となるのだ。

 もし、ブロックで作った犬を
 大人が見たら、
 「ブロックでできた犬」
 に見えるだろう。
 でも子供たちは
 「犬」に見えている。
 もしかすると、
 子供たちは「もくロック」に米沢の森が見ているかもしれない。



「もくロック」を森に返すプロジェクト
 玩具は子供の手に渡ってしまえば、メーカーのできることは少なくなる。
 だが、ニューテックシンセイは違う。
 「もくロック」がその役目を終えたら、送り返してほしい、と考えている。
 古くなったブロックを、送り返してもらえれば、また米沢の森に返しているのだ。
 もくロックは薬品を一切添加せず、木そのものである。
 森に返せば、木は土に還る。
 土壌の微生物が分解し、土となり、養分となり、
 また米沢の森を彩る樹々に宿るのだ。
 この取り組みは、愛、という表現以外に何があろう。
 米沢の自然への愛。
 「もくロック」がブロックの時は、子供への愛があった。
 天然素材のぬくもり、ブロックによる楽しさに加え、知育の提供。
 それが役目を終えれば自然へその愛は注がれる。
 ここまでスケールの大きい愛、循環する愛に出会えたことは、
 このストーリーを書く私の喜びである。

 ※メイドインローカルオンラインショップもこの取り組みに賛同します。
 当店でお買い上げいただいたお客様は、役目を終えた「もくロック」を当店にご連絡いただいた上でお送りください。
 (送料はご負担願います。ご了承ください)
 ご連絡いただいた際に、可能であればもくロックの思い出なども教えてください。
 役目を終えた「もくロック」と、その思い出のストーリーとを合わせてニューテックシンセイに送ります。



米沢の偉人といえば
 「なせばなる」、一度は聞いたことがあるはず。
 これは

   為せば成る 為さねば成らぬ 何事も
   成らぬは人の 為さぬなりけり

 の冒頭である。
 やろうと思って行動すれば、必ずできる。できないのは、自分が本気で行動しないからだ。
 という意味だ。
 という言葉通りに行動し、質素倹約、学業推奨といった藩政改革で、
 極度の財政難を立ち直らせる道筋をつけた名君、
 上杉鷹山公がこの言葉の生みの親である。
 戦国時代のあの上杉謙信で有名な上杉家の江戸時代中期の当主である。
 名家であるという家格から、収入以上の出費をせざるを得ずに続いた米沢藩の財政は火の車。
 その打開のため、藩主鷹山公も藩主みずからすすんで質素倹約を実践し、藩の民の教育にも力を入れる。
 結果、藩財政は立ち直りを見せ、次々代で借金完済に至る道筋をつけたのだ。
 まさに米沢藩中興の祖、である。

 この鷹山公の思いは今も米沢には強く残り、
 その精神が「もくロック」誕生の礎になったのは想像に難くない。

 ちなみに、「上杉鷹山」に「公」をつけたのは、
 米沢市民は今も鷹山に「公」という敬称を添えて、尊敬の念をかくすことがないからである。





製品スペック
  セット内容:14ピース(通常ピース8個、ハーフピース2個、タイヤピース4個、)/あそびかたMEMO
  (タイヤピースが加わり車を作ることができるセットです)
  重量:約70g
  パッケージサイズ:約70mm×70mm×65mm
  ブロックサイズ:約16mm×32mm×13mm , 約16mm×16mm×13mm , 18mm x 24mm x 18mm
  木種おまかせ(6種ランダム)
 ※幼いお子様が間違って飲み込む危険がありますので3歳未満のお子様には与えないで下さい。

■6種の木材
●カバ


●サクラ


●シデ


●カエデ


●ホオ


●ケヤキ

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